性能が上がるほどCPUの熱は高温になる
CPUはPCパーツの中でも消費電力や発熱が高いものの一つです。
ここではCPUの発熱についてご説明します。
CPUの発熱は基本的には、消費電力が高くなるほど、動作周波数が上がるほど、コア数が増えるほど高くなります。
言いかえれば性能が上がるほど多く発熱するといっても過言ではありません。
これらの要素のうちもっとも解りやすい指標は消費電力です。
CPUスペックから消費電力を読み取るには、TDP(熱設計電力)を見るのが一般的です。
TDPは「最大何W電力を消費しても大丈夫なように設計してある」という意味で、
以前はその数値がそのまま最大消費電力という意味で捉えられていましたが、近年はは必ずしもそうではありません。
同じTDP65Wでも下位の製品より上位の製品の方が消費電力は高くなり、メーカー各社でもやや差があります。
動作周波数は見ての通り、同じシリーズの製品であれば周波数が上がるほど性能が高くなりますが、
消費電力と発熱は高くなります。
発熱に関してコア数は特に重要になります、同じTDPでも2コアと4コアでは4コアの方が遥かに発熱は大きくなります。
高性能なCPUを使うためには冷却機構が重要
このように、CPUの発熱は性能を重視すると避けられないものでもあります。
ここで重要になるのが、CPUの冷却機構です。
CPUには熱を逃がすために冷却用のCPUクーラーが取り付けられます。
CPUクーラーは一般的に性能と大きさ重量が比例します。
また、PC筐体も大きいほど内部の冷却には余裕ができます。
さらにはより強力な冷却能力を持つ水冷CPUクーラーなどもあります。
CPUの熱が問題となるのは、小さい筐体に発熱の大きな高性能CPUを搭載する場合でしょう。
無理に発熱の大きいCPUを搭載してしまうと故障やトラブルの原因になります。
小型のPCでは発熱などの理由からある程度性能は犠牲になるという事は注意しましょう。
最後に、CPUを選ぶ時に消費電力や発熱を気にするのは当然ですが、
気にしすぎるのはよくないという事に注意してください。
極論になりますが、消費電力と発熱が半分になっても、
作業時間が倍以上かかるようになっては結果的に消費電力も熱も余計に発生してしまうことになります。
最終的にはトータルバランスを考え、性能と消費電力、
発熱の折り合いをつけて自分にとっての最良の選択をすることが肝心です。
