実際にハードディスクを交換する際の注意点について
では、「事前準備編」に続いて、次は具体的なハードディスクの交換方法と注意点について解説します。
ハードディスクの元の状態を確認しておく
これは事前準備にもなりますが、実際に交換するハードディスクを確認しておく必要があります。
その際にどのように接続されていたかも確認しておきましょう、できればデジカメや携帯電話で画像を撮っておくと、元がどんな状態だったかわからなくなる事もなくなります。
非常に重要なのが、取り外せるかどうかの確認です。
パソコンによっては取り外すのが困難な位置のハードディスクがある場合があります。
特に、モニタ一体型のデスクトップは難易度が高いものが多くハードディスクがどこにあるのか確認するだけでも難しい場合もあります。
交換するためにはもちろん取り外す必要があるので、自分で取り外すことができるかどうか事前に確認しておきましょう、自分で作業できないと思ったら無理をせず、専門業者や詳しい人に任せるというのも一つの手です。
ノートPCの場合
まずは安全のため、作業の前には電源ケーブルとバッテリーを外しておきましょう。
ノートPCは基本的に、本体の裏側にネジ止めされているパネルがあり、メモリやハードディスクはここから交換します。
ユーザー側で交換できるように作られているノートPCならばマニュアルにも交換方法などが記載されているでしょう。
機種によって微妙に方法が異なるのでマニュアルの記載をよく読んでから交換しましょう。
マニュアルに記載もなく、裏側からハードディスクが見えないような機種ではほとんど交換は無理だと見ておいた方がいいでしょう。
デスクトップPCの場合
まずは安全のため、作業の前に電源ケーブルを抜いて数分間放置して放電しておきます。
デスクトップPCではハードディスクに限らずパーツの交換は基本的には大型のケースの方が作業しやすくできています。
まずはサイドパネルやカバーを外すと中のパーツ類があります。
ハードディスクは基本的にネジ4本で固定され、データ用と電源用の2本のケーブルで接続されています、ほかの部分まで見るとややこしく感じますが、ハードディスクだけを見ると意外と単純な接続だとわかります。
大型のケースならばネジを外すだけで取り外しできます。
スリムタイプのケースではハードディスクや光学ドライブなどをまとめて取り付けるマウント部がケースにネジや爪で固定されている場合が多いので、まずはその部分をケースから外し、それからハードディスクを取り外します。
このとき、ネジやケーブルはなくさないようにしましょう、基本的にハードディスクにはネジやケーブルは付属しません。
万が一紛失した場合は一般的なものならばそれぞれ数百円で単品販売もしています。
規格と形状の確認
接続する規格は現在はSATA(シリアルATA)か旧規格のIDE(UltraATAやATAとも表記される)になりそれぞれ形状が違います。
SATAは平べったい端子が細いケーブルで接続される形状で、速度差により規格に種類がありますが、形状はすべて同じで互換性もあります。
IDEは細かいピンが二列に並んでいる端子が太い平べったいケーブルで接続される形状で、こちらもこちらも速度差により規格が違いますが、やはり互換性があります。
大きさはデスクトップ用が主に3.5インチで、ノート用が2.5インチになります。
2.5インチのハードディスクは基本的に9.5mm厚ですが、まれに12.5mm厚の物があり、12.5mm厚の物はノートPCには入らないので注意しましょう。
これらの形状の違いだけは間違えないようにしましょう。
店頭でハードディスクを買う場合は、バックアップが済んでいるのであればどうせ後から外すのでハードディスクを外して店まで持っていけば間違えることもないでしょう。
また、SATAの製品では、現在3TBの製品などもありますが、対応したパソコンでないと2TBまでのハードディスクしか使えず、3TBのハードディスクは認識すらしないこともあります。
取り付け作業とフォーマット、OSの再インストール
取り外しが出来たのならば取り付けは、外した時とは逆の手順で取り付けられます。
この時、ケーブルをファンに巻き込まないように注意しましょう。
取り付けた後はOSの再インストールです。
あらかじめ用意した再セットアップ用のリカバリディスクをドライブに入れた後はマニュアルに書いてある手順のとおりに作業をすれば、購入時の状態に戻ります。
ただし、MicrosoftOfficeが最初からインストールされていたパソコンでは、MicrosoftOfficeだけは自動でインストールされないので、リカバリが終わった後に改めてインストールしなおす必要があります。
後は他にインストールしていたソフトをインストールしなおし、バックアップしていたデータから必要なデータをコピーしてくれば完了です。
